議会質問

2015年03月02日 更新

平成25年決算特別委員会-10月04日地域たすけあいネットワーク

◆北明範 委員  地域たすけあいネットワーク。
 確実に5時を過ぎてしまいますが、申しわけございません。よろしくお願いします。
 地域たすけあいネットワークについてお伺いします。
 中村康弘議員の一般質問にもございましたけれども、改めまして、地域たすけあいネットワーク制度の見直しににつきまして、平成24年度の災害時要援護者対策協議会での検討結果についてお示しをいただきたいと思います。

◎保健福祉部管理課長 震災救援所への避難というのをこれまで原則とした考え方にしておりましたけれども、在宅避難の生活を原則とするという考え方に大きく変えたということです。それを踏まえまして、日ごろの備えの周知をやっていくということですとか、安否確認の流れなどについて整理を行ったところでございます。

◆北明範 委員  では、改めてお聞きしますが、なぜ在宅避難生活なのか。

◎保健福祉部管理課長 東日本大震災の例なんかを見ましても、いろいろな多くの人が避難所には殺到するということで、とても危険な状態だということです。特に要援護者の場合は危険が大きいということで、できれば在宅のほうで安心・安全に暮らしていけるのではないかという考え方からでございます。

◆北明範 委員  要援護者自身の、在宅避難生活、避難行動に向けて日ごろの備え、これについて大切なことは何でしょうか。

◎保健福祉部管理課長 3日分の食料ですとか飲料の備えとか家具の転倒防止ですとか、それから避難経路の確認などだと思います。

◆北明範 委員  安否確認をいつ、どのように行っていくのか。

◎保健福祉部管理課長 震災救援所を立ち上げた後に安否確認を実施するということを基本としております。在宅かどうか、また、在宅での避難が可能かどうかなどをチェックする。そして救助や、負傷をしている方は救助班のほうに引き継ぐという内容でございます。

◆北明範 委員  では、震災救援所立ち上げということが大前提ということだと思います。救援所の役員が集まりましてから、それからの設定だと、例えば夜中に地震が起きたらどうするのか。せんだってもお話ししましたけれども、安全点検が終わらない、校舎に入れないという状況になると思うんです。震災救援所が立ち上がらないと思いますが、こういう場合に安否確認はどんどんどんどん遅れてしまうということになると思うんです。一刻を争うわけですけれども、いかがですか。

◎保健福祉部管理課長 災害というのはいつどんなときに起こるかわからない、またどんな被害が実際起きるのかもわからないというところでございますけれども、平常時からは、基本的な仕組みをみんなで共有しておくということが大切でございまして、そのためには、救援所が安全であるということを前提にした流れを今固めているところでございまして、いろいろな状況を頭に入れておかなければいけないということはありますけれども、今はまずその基本を固めているという段階でございます。

◆北明範 委員  基本を固めるということで、今昼の設定ということだと思うんですけれども、ちょっと発展的に、震災救援所が立ち上がらなくても安否確認ができるような体制というのは、ちょっと先には考えていかなくてはいけないというふうに思うんですけれども、いかがですか。

◎保健福祉部管理課長 そういったことも考える必要は出てくるかと思いますけれども、今の段階は、先ほどお話ししたように基本を固めたいということですが、今できることとしては、震災救援所全体でスクラムを組んでやるというところを働きかけて、一部の人で頑張るということのないようにというところを働きかけていきたいと思います。

◆北明範 委員  了解しました。以前も申し上げましたけれども、平成19年の能登半島地震で甚大な被害を受けました石川県輪島市の旧門前町では、民生委員さんが作成しておりました地域見守りマップ、これはどのような要援護者がどこに住んでいるのか記載したマップなんですけれども、これによりまして、寝たきりやひとり暮らしの高齢者など、要援護者の安否確認を迅速に行うことができました。その背景には、事前にマップを作成していたことは言うまでもありませんが、ふだんから民生委員などが見回り活動を通じて要援護者がどこに住んでいるのか頭に入っていた。また要援護者と顔なじみになっていたということが大きかったということですね。
 また、先日中村議員の一般質問でもありましたけれども、阪神・淡路大震災で淡路島の北淡町、1万人いたわけですけれども、消防団と地域の方々の協力で、倒壊家屋に埋もれた300人もの方々を自力で救出した。震災当日の午後4時50分には行方不明者ゼロを確認している。これも、この家の1階の角の部屋におばあちゃんが寝ているとか、この建物の2階に子どもたちの部屋があるとか、そういう平常時から地域の情報の把握と共有が災害時に人命を守るためにいかに重要であるか改めて実感したという質問がございました。なかなか都会では難しいと思うんですけれども、理想です。でも、できたらいいなというふうに思うんですけれども、いかがですか。

◎保健福祉部管理課長 まさにたすけあいネットワークの事業で、それをブラッシュアップしていくということと、それから日ごろの地域での顔の見える関係というのがまずあると、その事業のほうももっと効果が上がるものだというふうに考えております。

○川原口宏之 委員長  5時を過ぎようとしていますが、この際質疑を続行いたします。ご了承願います。

◆北明範 委員  救援所の日ごろの訓練が大切になってくると思います。私も救援所に携わっておりますので、まずは震災救援所のメンバー、大体50人ぐらいいらっしゃいます。皆さんが個人情報保護の講習を受けることによりまして、常日ごろから要援護者の状況を把握することができるわけですね。恐らく救援所当たり要援護者130人ぐらいですから、50人いれば二、三人なんです。そうすると、地図をつくって日ごろから訓練すれば、発災時に自分を守り、また家族を守り、そして近所と要援護者ということであれば、救援所に行かなくてもそのまま対応できるというふうに思うんです。理想だと思うんですが、いかがですか。

◎保健福祉部管理課長 それは理想だと思います。そういうふうに理想どおりにはなかなかいかなんいですが、まずは、先ほど申し上げましたように、日ごろの顔の見える関係、それから震災救援所を担う方々の情報共有、そういったことを両面からやっていく必要があるかなと思います。

◆北明範 委員  震災救援所のメンバーで、個人情報保護の研修を受けている方は何割ぐらいいらっしゃいますか。

◎保健福祉部管理課長 割合ではちょっと出せないんですが、今までで645人ほど受講されておりますので、平均いたしますと、1救援所当たり9.7人程度というところでございます。

◆北明範 委員  では、救援所当たり大体2割ぐらいということですよね。個人情報保護、ちょっと勉強会に参加してください、研修を受けてくださいというお手紙が来まして、3日間あったんですけれども、うちのメンバーはほとんど出られないという状況で、今度の11月に、私どもの町会に来ていただいて個人情報の研修をしていただくということなんです。そうすると、うちの防災会のメンバー、皆さん震災救援所のメンバーなんで、みんな研修を受ければバッジもらえて、個人情報保護のことでできるわけですよね。
 そういった形でいろいろなところに派遣をして、どんどん震災救援所のメンバーに個人情報保護の勉強会をどんどんどんどんやっていただきたいと思いますけれども、いかがですか。

◎保健福祉部管理課長 救援所の方々の中での情報共有というためには、やはり個人情報保護の研修というのが不可欠だと思っておりますので、それも広めていきたいと思いますし、こちらに来られない方々のためには出張ということも考えていきたいと思います。

◆北明範 委員  ぜひどんどんやっていただきたいと思います。
 それで、昨年に引き続きまして本年もたすけあいネットワークの制度の見直しを検討している最中ですけれども、現状と課題についてお聞かせをいただきたいと思います。

◎保健福祉部管理課長 今このネットワーク制度に登録されている方が8,300人余りいらっしゃるんですけれども、その中で支援プランができているのが8割程度、また支援者が決まっている方がそのうち1割しかいないというような状況にございます。それから詳細な台帳がとても膨大なので、本当に優先して避難を助けに行かなければいけない方の情報というのがなかなか見出せないですとか、町会・自治会のほうに台帳に書かれているような情報が伝わっていないというような、そういったことが問題として挙げられました。

◆北明範 委員  行動支援要援護者ですよね、その方々が見つけ出しにくいということで、これは登録台帳に問題があるのか、それを改正すればいいのかどうなのか。

◎保健福祉部管理課長 物理的なファイリングの問題もございますけれども、それよりも前に、直ちに支援が必要な方とそうではない方というのが混在していることが問題ですので、その辺の区分というのもしていく必要がございます。

◆北明範 委員  ところで、行動支援要援護者の定義、それと人数について確認をします。

◎保健福祉部管理課長 災害時の情報の収集ですとか危険性の察知ですとか、それから避難の必要性、その辺の判断が、ちょっと心身の障害ですとか高齢とかによりそれが低下しているような方ということで、要介護3、4、5、身体障害者1、2級、知的障害者1、2度、精神障害者1、2級の方々を想定しておりますけれども、現在4,390人という想定でございます。

◆北明範 委員  そのうち個別避難支援プランを作成している数は何人ですか。

◎保健福祉部管理課長 3,571人でございます。

◆北明範 委員  3,571ということは、今後の動きとしては、まだ支援プランをつくっていない、計算すると819人の方々の支援プランをまず作成して、そして災害時の安否確認について4,390人、この方々を優先して行うということでよろしいんですか。

◎保健福祉部管理課長 その方向で今検討しているところでございます。

◆北明範 委員  それで、災害時要援護者、建物防災支援アドバイザー派遣で、火災危険度4、5の地域に7,115件郵送しまして、アドバイザー派遣が361件、簡易診断が必要な方は174件ということですけれども、実際耐震改修までいったのか。簡易診断、精密診断ありますけれども、どこまで進んでいるのかお聞きします。

◎防災まちづくり担当課長 まず簡易診断の申込者ですけれども、34件でございました。それから耐震補強につながるという前提で精密診断を行うわけですけれども、精密診断の申し込みが4件、そして実際耐震改修工事に入ったものは、まだゼロ件でございます。

◆北明範 委員  なかなか進んでいかないと思いますけれども、なぜ進まないのか。

◎防災まちづくり担当課長 直接聞いてないので推測になるんですけれども、1つは費用の問題、それから工事中のいろいろなストレスがかかると思うんですけれども、居ながらにして工事をする場合もありますし、あるいは仮住まいの問題とか、いろいろストレスがありますので、その辺が工事をちゅうちょする原因になるかと思います。そして要援護者ということでありますと、それはさらに高い負担になるのかと思います。

◆北明範 委員  確かに、耐震改修をやるとお金も300万、400万とかかりますので、高齢者、障害者の方で、仮住まいとかもしなければいけないと思いますので、結構大変なんです。
 それで昨日他の委員から、命を守るための耐震ベッドの質問がありました。これ、私どもの会派も以前質問させていただいたんですけれども、非常にすばらしいと思います。安価で簡単に設置できると思います。ほかの自治体でも結構やっていまして、補助金も出しているんですね。これは私からもお願いしたいんですが、ぜひとも検討していただきたいと思うんですけれども、いかがですか。

◎防災まちづくり担当課長 昨日他の委員にもお答えしましたとおりですけれども、杉並区では、まちの防災性の向上という観点から、これまで個別のベッドとかの補助ではなくて、耐震補強という方向で力を入れてまいりました。耐震改修につきましても、区民の負担等軽くなるように、部分的な補強であっても補助を出せるように制度を設計しておりますので、今後も建物の耐震化のほうで進めてまいりたいと思います。

◆北明範 委員  では、できないということで。できれば、20万とか30万ぐらいでできるので、案内だけでもお願いしたいと思います。
 私も以前、平成20年、平成21年に決特、予特で品川区の開発しました品川シェルターについて質問しました。平成22年の予特で建築課長から、杉並区でもできると考えているというご答弁をいただいております。30万から50万ぐらいでできるわけですね。居ながらにして1日、2日でできます。50万円ですと耐震改修の25万円の助成金があるので、これを使えればやりたい人がいるというふうに思うんですね。区民の命を守るために、ぜひこれを推進していただきたいと思いますけれども、いかがですか。

◎防災まちづくり担当課長 区では、先ほど申しましたように建物の耐震性が高まるものについて助成を行ってまいりました。前回の平成22年の答弁で、品川シェルターにつきましても、耐震性の向上が確認できれば助成の対象になるというふうにお答えしております。その後ですけれども、この品川シェルターの具体的な相談というのはちょっとないもので、相談があれば検討してまいりたいと思います。

◆北明範 委員  できるのかできないのか、ちょっとよくわからないんです、今の答弁で。

◎防災まちづくり担当課長 まだ、建物の耐震性の向上ができるというふうに検討した経過がございませんので、それをまだ判断してないということでございます。

◎都市整備部長 耐震診断をやって耐震性能が上がる数値が1.0以上あればいいんですが、たまたま工事が大きくなるとそこまでいかなくて、途中までというんですか、性能を上げるということが確認できれば、それも補助の対象になるということでございます。

◆北明範 委員  シェルターと全く違う話なんですよね。僕はシェルターの話を20年からずっとやってきたんですよ。22年で、こう言っているんですよ。ずっとやっていただきたいという話をして、耐震シェルター、私も何度も質問しているけれども、研究はどうなっているかという質問に対して、「品川シェルターということでお話があった件かと思いますけれども、東京都のほうで、安くて安心できる工法ということで、推奨リストに掲げてございまして、杉並区でもできると考えてございます。相談があれば対応してまいりたいと考えてございますが、木造の骨組みでございますので、外壁で使う場合は防火構造の問題がございまして、そういった点がクリアできるかどうかということもございます。」私が、「じゃ、この助成金使えるということですか。」と聞いたら、「耐震性が向上したと確認できれば、使えるものでございます。」シェルターつくったら耐震性向上するって誰でも思いますよ、そんなの。数値とか云々じゃなくて。

◎防災まちづくり担当課長 今委員のおっしゃったように、その後具体的な相談が参ってないものですから、耐震性が上がったという確認をしてないということでございます。

◎副区長(松沼) 確かにそういうご質問もあってそういう答弁をしたという記憶がございます。ちょこっと改修だとか、何かそんなような名称ついていませんでしたっけ。

◆北明範 委員  いえいえ。

◎副区長(松沼) 品川シェルターというのは、部分何とかおもしろいネーミングがついてやっていたものだと思うんです。その当時検討しまして、それは前向きに受けとめて、そういう答弁をしたということでございまして、実際余り相談がないという現実もあるようですけれども、それについては当然ながらやっていくという、対応できるということでやっております。
 それから、先ほどのベッドですね。これについては、その当時は余りそういう話はなくて、最近のお話だと思うんですけれども、どういうものなのか、私も承知しておりませんので、少し見せていただきたいなと思いますし、それは菊池副区長と一緒にやっていきたいと思います。

◆北明範 委員  ぜひよろしくお願いいたします。