議会質問

2015年03月02日 更新

平成26年決算特別委員会-10月09日耐震診断、電柱の無電柱化、狭あい道路、公園

◆北明範 委員  耐震診断、電柱の無電柱化、狭あい道路、公園。資料はNo.80、あと耐震化の冊子、これを使わせていただきたいと思います。  まず初めに、資料80の中の杉並区木造耐震診断士、これは簡易診断士が46名、そして杉並区の木造耐震診断士、これは精密診断士が9名、そして特定木造診断士が34名ということで、これは間違いないということですね。  それともう1点、その後の震災救援所の不燃化、この資料なんですけれども、こちらの近隣商業地域とか一中高とかで準耐火の100万円助成されているということは、これは2階建てなのかどうなのか。

◎防災まちづくり担当課長 震災救援所の助成でございますけれども、2階建て、3階建てを問わず、準耐火ということで100万円ということ......

◆北明範 委員  いや、そこは2階建てなのかと。3階建てじゃないですよね。――では、それは後でお願いします。  精密診断と、あと特定精密診断という2種類あるんですけれども、この違いは何ですか。

◎防災まちづくり担当課長 精密診断は、区民の方から区のほうに診断の依頼、要望をいただきまして、区のほうから精密診断士を派遣するものでございます。  また、特定精密診断は、区民の方が自ら診断士の方を選んで精密診断を行う制度でございます。

◆北明範 委員  それで、簡易診断なんですけれども、平成23年が577件、平成24年が501件、平成25年が226件ということで半減しているんですけれども、この理由は。

◎防災まちづくり担当課長 半減している理由はいろいろとあるかもしれませんが、一番大きなところは、東日本大震災から3年という時間がたって、少々落ちてきたのかなというふうに感じております。

◆北明範 委員  半分ですからね。  それで、精密診断のほうの実績なんですけれども、これも同じように、平成23年が240件、24年が273件、25年が116件と半減しているんです。これも同じですか、理由は。

◎防災まちづくり担当課長 全体の件数が25年度は落ちているということで、全体に比例してこういったところも落ちてきているというふうに感じております。

◆北明範 委員  平成24年度の精密診断を見てみますと、273件を、ちょっと別の資料をいただいたんですけれども、9名で行っております。多い方は1人で精密診断を37件、仕事しているわけですよ。片や特定精密診断は32件しかないんですね。しかも8名でやっているという、極端に少ないわけですよ。精密診断は、平成23年も24年も25年も同じ8名から9名の方が独占してやっているということでいいんですか。

◎防災まちづくり担当課長 精密診断におきましては、簡易診断よりもさらに高度な知識と経験が必要ということがございますので、簡易診断を行っている診断士の中で、さらに試験とかそういうのに合格された──試験というのは区のほうで行っているものでございますけれども、そういったものをクリアした方を精密診断士として区のほうへ登録いただいているというところでございます。

◆北明範 委員  その方が9名しかいないということなんですね。わかりました。  精密診断の1回当たりの金額は幾らですか。

◎防災まちづくり担当課長 精密診断につきましては、1件当たり10万円となっております。

◆北明範 委員  業者さんに行くお金、収入として。

◎防災まちづくり担当課長 精密診断につきましては、大体1件当たり15万から20万というような形になっております。

◆北明範 委員  あと、図面の審査、現場審査、これは誰が行って、費用は幾らかかるのか。

◎防災まちづくり担当課長 図面の審査と現場の検査につきましても、高度な技術と知識が必要になりますので、これにつきましては、現在のところ、建築設計事務所協会のほうに委託しております。  図面審査のほうが1件当たり2万円、現場検査のほうが、中間検査と完了検査合わせまして3万5,000円です。

◆北明範 委員  精密診断が15万から20万で、2万の3万5,000円ですから、一番低くても大体20万ぐらいということですよね。例えば37件やっている方は、20万で、年間にすると740万になって、結構いい収入になるわけですね。  推察をすると、特定精密診断士は、業者さんを見ますと、細田工務店さんとかミサワホームイングとか、いわゆる結構大手。現場で営業努力をしていて、皆さん、お客さんにやっているわけですけれども、区民が直接区に対して申請をすれば、この中にはがきが全部入っておりますけれども、杉並建築設計事務所に全部行くわけですね。所属する杉並区の木造耐震診断士、いわゆる精密診断士がやるわけです。この中には9名しかいないので、ほとんどこの9名の方がやっているという理解でいいんですか。

◎防災まちづくり担当課長 そのとおりでございます。

◆北明範 委員  それ以外に、特定精密診断士は34人いらっしゃるんです。結構優秀なんです、この方。9名だけでなく、この34名の方が中に入れないという話も聞いているんですけれども、どうしてですかね。

◎防災まちづくり担当課長 制度上は入れるんですが、入るに当たって、考査、試験等もございますし、また手続もちょっと複雑なものがございますので、そういったところが課題になっているのかなというふうに感じております。

◆北明範 委員  試験も何もないんですよ。年に1回とか、やっていらっしゃるんですか。全然ないらしいんですが。

◎防災まちづくり担当課長 区の精密診断士のほうに特定精密診断士の方を登録する場合ということでよろしいですか。

◆北明範 委員  そうです。

◎防災まちづくり担当課長 区のほうの精密診断士に登録する場合に、そのときに区のほうで考査を行っているということがございます。そのことをお話ししたんですが。

◆北明範 委員  要は、9名の方が精密診断を行っているわけですよ。審査はこの9名の方でやっているんですよ。自分のところで審査も全部やっているわけですよ。本来、審査って公平に行わなければいけないので、優秀な職員が審査をきちっとやって、もっと公平に、実力のある、力のある設計士さん、もっとできる人はいっぱいいると思うので、もっと門戸を広げたらどうですかと僕は言っているんですけれども。

◎防災まちづくり担当課長 失礼しました。そういった民間の技術を持った方々の力というのは非常に区としても頼もしい限りですので、そういった方々の力を使っていけるように、運用上の工夫をしてまいりたいと考えております。

◆北明範 委員  本当にぜひお願いします。その方だけでやっていますからね。それをもっと広げるということで、大事だと思いますので、もっと優秀な人いっぱいいますから、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  耐震シェルターなんですけれども、これも私も力強く訴えて、副区長にもご答弁いただいて、6月からスタートしたわけですが、余り進んでいないという状況も聞いているんですが、今、進捗状況は。

◎防災まちづくり担当課長 6月から、おっしゃったとおり行っておりますけれども、現在、申請件数3件というところでございます。

◆北明範 委員  今後、周知をどのように進めていくのか。

◎防災まちづくり担当課長 周知につきましては、現在、区役所はもちろんですけれども、図書館、区民事務所、駅前事務所など、またケア24、ゆうゆう館、それから民間の施設になりますけれども、指定特定相談支援事業所、そういったところにもチラシ等を置いて、広く周知を図っているところでございます。

◆北明範 委員  やっぱり知らない方が結構いらっしゃるんです。私もさまざまなところで訴えてはいるんですけれども、知らない方が結構いますので。これは高齢者の方とか障害者の方、逃げられない方々が、簡易に、安価でできるということなので、もっともっと周知をお願いしたい。すごくいい制度だと思うので、ぜひよろしくお願いしたいと思います。  次に、無電柱化についてお聞きしたいと思いますが、これは比較的大きい道路が対象になってくるんですけれども、狭い道路ほど無電柱化してほしいというふうに思うんですね。特に富士見ケ丘駅のあの通りなんか非常に危ないですから、ああいうところこそ無電柱化してほしいと思うんですが、こういうのはできないんですかね。幅員は最低何メーター必要なんでしょう。

◎土木計画課長 一般的には、東京都の基準で申しますと、おおむね2.5メートル以上の歩道がある路線に設置しているわけでございますが、区ではモデル的に、昨年完了したんですが、8メートルの一方通行の路線を行いました。この工事を検証しまして、どこまでの生活道路でできるかということを検証しているところでございますが、この一方通行の8メートルでかなり埋設管が錯綜して苦労したという経緯がございますので、一概に数字をここで申し上げることはできません。

◆北明範 委員  結構狭い道路で、埋設物が道路の中にはありますから、電線類を埋設するスペースがないということで、例えば道路の側溝の中に、2階建てになっていまして、上は水が流れる、下は電線が埋設できる、そういう商品もあるんですけれども、研究すれば何かできそうな気もするんですが、いかがですか。

◎土木計画課長 無電柱化にはさまざまな方式があると承知してございます。委員のご指摘の方法もございますし、他のガス、水道なんかも縦に占用するというような方法もいろいろございますが、その後のメンテ等、いろいろな課題がございますので、研究して進めてみたいと思います。

◆北明範 委員  ぜひお願いします。狭い道路ほど電柱をなくしたいという、皆さんそういう思いだと思うので、よろしくお願いしたいと思います。  次に、狭あい道路についてお聞きします。  狭あい道路で、セットバックは自主整備、それと杉並区の整備、2種類あります。自主整備の場合が、撤去後、所有者が敷地を平らにしないままにして道路の拡幅がなかなか進まない、こういうケースが多いですね。拡幅事業に一定の協力性を持たせられるか、そういうところで、今、審議会等もやっているというふうに思いますので、この改正条例が成立すれば、全国で初めてなので、ぜひ頑張っていただきたいというふうに思っております。  木造密集地域なので、建て替えるときだけではなくて、常日ごろから積極的に促進すべきだというふうに思います。木密地域の中で戸別訪問を今やっているという話も伺っておりますけれども、戸別訪問して権利関係とかそういうところまで立ち入って話――そこまではいかないのかな。どんなふうに戸別訪問をやっているのか。

◎狭あい道路整備担当課長 昨年度から、木造住宅密集地域を重点地域としまして戸別訪問を実施しております。現在の戸別訪問の対象としましては、既存の建物が下がっていて道路が下がっていないところを対象に、建築基準法に基づいた、建物は下がっていただいていますので、道路も一緒に協力していただけないかということで、協力を求めているような感じですね、内容としましては。

◆北明範 委員  協力を求めても、その後、じゃ協力しますよと言っても、なかなか権利関係が複雑とかという部分もあると思うんですけれども、そういうのに、進めていってぶち当たったことはありますか。

◎狭あい道路整備担当課長 協力いただける場合には、その後退する場所につきましては私有財産になってございますので、謄本とかそういった部分で所有者の確認等が必要になってきますので、当然、確認しながら進めているところでございます。

◆北明範 委員  確認しながら進めているのは、役所の皆さんなんですか。

◎狭あい道路整備担当課長 謄本等は登記所からとっていただくんですけれども、確認は、区のほうで確認してございます。

◆北明範 委員  複雑な物件って結構あるんですね。例えば地権者が死亡している場合なんかは、相続人の特定、これは非常に大変だと思いますね。膨大な量の地権者の戸籍謄本、これを取り寄せて、所有者の所有関係の調査、整理、拡幅部分の権利移転手続まで、非常に大変なんです。こういうところは司法書士さん、専門家がどっぷり入ってやるというのが私は大事かなというふうに思っているんですね。  また、地権者とか相続人が所在不明のケースは、相続人が相続しない場合ですね、こういう不在者の財産管理人、相続財産管理人といった民法上の制度を用いなければならないということで、こういうところは、司法書士の協会がありますので、そういうところと積極的に提携してやっていくということが早く進む道であるというふうに思いますけれども、いかがですか。

◎狭あい道路整備担当課長 現在も、建て替えに伴ってやる場合には、当然その建物、敷地の所有者がほとんどなんですけれども、方の承諾を得てやることになりますので、大体はその方がその土地をお持ちになっているということですので、まれに寄附とかある場合には、その寄附の敷地の所有者が共有で、数名持っている方がいまして、所在がわからないとか不明ということがありますけれども、通常は、道路としては、無償使用承諾とかそういうやり方もありますので、そういう方向で今やっております。

◆北明範 委員  要は、地権者が亡くなったとかそういうケースなので。まあいいです。  次、公園に行きます。  いろんな公園がありますね。公園の中に児童遊園というのがあるんですけれども、この児童遊園という意味は何でしょう。

◎みどり公園課長 児童遊園については、児童福祉法に基づいた公園あるいはそうでない公園がありますけれども、おおむね児童の健康増進に資する公園というふうに理解してございます。

◆北明範 委員  それ以外の公園は。

◎みどり公園課長 例えば地域公園等ありまして、総合公園等もございますが、それは児童だけではなくて、多くの方々を対象としたものというふうになります。

◆北明範 委員  そういった意味があって、それ以外に、公園というもの、そのもの自体がどんな機能を備えているのか。

◎みどり公園課長 公園の機能としては、休息、レクリエーション、そしてまた防災における避難場所等のいろいろな機能がございます。

◆北明範 委員  今、避難場所と言われました。ヒートアイランド現象の緩和とか、騒音、振動の吸収とかさまざまあると思うんですけれども、公園って、やっぱり区民にとっては財産なんですよ。大事なんですね。地域によって、7つのエリアを分けているんですけれども、このエリアにどれぐらいの公園の率、公園率というか、それは出ますかね。

◎みどり公園課長 地域別公園面積でいいますと、一番多く公園の面積があるのが高井戸ですね。その次に高円寺になります。逆に公園の面積が少ないのが、一番少ないのが方南・和泉、その次が西荻エリアになります。

◆北明範 委員  私も西荻に住んでいるんですけれども、やっぱり公園は少ないといつも感じています。これは財産なので、公園の少ない地域には、ぜひ優先的に公園を増やす努力をしていただきたいと思いますし、整備のほうも優先的に進めていただきたいというふうに思うんですけれども、どうでしょう。

◎みどり公園課長 公園の用地の整備の関係ですけれども、その地域の公園の配置状況、少ないエリア等、また用地の出る状況、そういうところが影響してきますので、少ないエリアについては、今後、用地の発生状況等を考えながら対応していきたいというふうに思います。

◆北明範 委員  ぜひお願いしたいと思います。  学校なんかは、築50年から考えて65年までには完成させるという基準があると思うんですよ。公園って、そういう基準というのはあるんですかね。

◎みどり公園課長 公園に備わっている施設がさまざまなものでございます。例えばトイレにしてもあるいは遊具にしてもいろいろなものがございますので、一概に築何年だからかえるということではないかなというふうに思っておりまして、古いものについては、随時改修等をしながら対応しているという状況です。

◆北明範 委員  ちょっと話変わりまして、別の款でも、先日、神戸市長田区で発生しました凶悪な事件を踏まえまして、公園や空き地等、物陰があって見えにくいところが非常に危険であることを指摘させていただきました。私の地元、西荻窪でも、西荻平和児童遊園というところがあって、そこに植えられた樹木などが道路から視線を遮り、子どもの見守りの面から危険であるという声が地元から起こっております。こうした公園における安全面の課題、安全上の死角についてどのように考えているのか、お伺いいたします。

◎みどり公園課長 その公園におけるいろいろな経緯がございますが、例えば木陰づくりだったりとかそういう部分もございます。確かに視線を遮るというところでは課題だと思っておりますので、樹木の剪定等で対応している公園もありますし、そうでない部分もございます。

◆北明範 委員  地域では、児童遊園における防犯上の課題を踏まえ、地元町会、商店会など皆さんが連携して、安全で使いやすい公園づくりを通して地域のきずなをつくり、それを地域の防災力、防犯力の向上や住民同士の交流につなげるべく、小さなまちづくりに取り組んでおります。  西荻平和児童遊園につきましては、これまで、花咲かせ隊とか公園育て組の活動が功を奏しまして、清潔感のある公園になってまいりました。また、かき氷大会とか餅つき大会とか、いろんなイベントを開催しまして、多くの皆さんがご参加をいただくことで、格好の顔合わせの場になったというふうに考えております。そして、本年4月から、安全・安心などの視点から児童遊園再生を中心とした小さなまちづくりの提案をまとめるため、地元の有志の方々と一緒に、4回にわたってワークショップを行ってまいりました。  区では現在、まちづくり副参事、地域副参事などを中心に、ハード、ソフトの連携によりましてまちづくりを進めておりますけれども、こうした地元住民が主体となった小さなまちづくりの取り組みをどのように捉えているのか、お伺いをしたいと思います。

◎都市再生担当課長 ご指摘のとおり、西荻平和児童遊園、その周辺につきましては、地域の皆様方が大変熱心にさまざまな活動をされているものと認識してございまして、それは駅周辺のまちづくりにもつながるような動きと思ってございますので、ハード、ソフト連携のまちづくりの中でも、こうした地域の機運というものは大切にしてまいりたいと考えてございます。

◆北明範 委員  ぜひ大切にしていただきたいと思います。  最後になります。ハード、ソフト連携まちづくりの取り組みにつきまして、地域も大きな期待を寄せております。その期待に応えるためには、住民主体のまちづくりの活動をこれまで以上にバックアップし、ハードとソフトの両面において、地域の思いや夢を目に見える成果に結びつけていくことが必要であるというふうに考えておりますけれども、最後に区の見解をお伺いして、質問を終わります。

◎都市再生担当部長 委員ご指摘のとおり、地域の皆様のご期待に応えるためにも、ハード、ソフト両施策の連携を強化するとともに、地域の皆さんによるまちづくり活動を具体的な形に結びつけていくための仕組みづくりが大切であるというふうに考えてございます。例えば、横浜市を初めとする幾つかの自治体では、地域住民の皆様による小さなハード整備を支援するような仕組みもございます。  今後は、地域の皆様の期待に応えるべく、他自治体における先駆的な事例を研究するとともに、ハード面の提案を形にする仕組みづくりについて、ハード、ソフト連携の観点から庁内でしっかり議論してまいりたい、かように考えてございます。